蝶々結びは、もっとも広く知られているロープワークです。蝶結びとも花結びともいいます。英語ではボウノット。(Bow knot)
簡単に結べて、引っ張ればすぐに解けます。
日本人ならできてアタリマエ。一般常識と言えましょう。小学校受験にも出てきます。
服や靴の紐を結んだり、古新聞を縛ったり、ネクタイとして首の下を飾ったり、用途は様々。
結び方は簡単ですが、間違えると縦結びになって見栄えが悪かったりもしますので、正しい手順を覚えておきましょう。
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蝶々結びの手順
基本的には、一本の紐の端っこと端っこを結ぶことが多いでしょう。ヒモをぐるっと何かに巻きつけて、端を結ぶというものです。
まずは、ヒモの端っこと端っこを絡ませて、一重結びにします。
(左側(赤)を手前とします。)
両方の端っこを、ふたつ折りにします。
左(赤)のループを、右(青)のループを手前の上から奥にぐるっと回り込ませ、下から手前にくぐらせて、右側に脱出させます。
ループをギュッと両側に引っ張れば出来上がり。
以上は最初の一重結びのときに、左側を手前にした場合の説明です。
逆になった場合は、全行程を逆にしないと、縦結びになってしまいます。
靴ひもなど、縦結びだとカッコ悪いです。
蝶々結びがふさわしくない場合
ほどけやすいのが蝶々結びの長所ですが、すぐに解けると困る場合は、違う結び方のほうが良いかもしれません。
ギュッと縛って、両方からテンションがかかっているうちは解けませんが、緩むとすぐに解けます。
たとえば、靴ひもですが、緩めに結んでいると、いつの間にか解けていることが多いですね。スポーツ選手などは、蝶々結びより、ほどけにくいイアンノットを好む人もおられる様子。私もイアンノット支持派です。
2本のロープをつなぐという用途にも、あまり使われませんね。
結び目を、うっかり引っ張ると解けてしまいますし。
2本のロープを繋ぐ場合は、本結びや外科結びが適しています。
>>本結び
>>外科結び