縮め結び、輸送結び、南京結びとも呼ばれるロープワークです。
運送のプロが用いる方法です。
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縮め結びは簡単で便利
一見たよりなさそうな結び方なんですが、引けば引くほど締まっていきます。
それでいて、解くのも簡単。
体重を利用して締めます
ロープを引くときに足をかけて体重を載せていくと、滑車の原理で強烈に締まっていきます。
ロープを締めていく人と別に、荷物の上に乗っかって、ロープをバチンバチンと引っ張っては放す人がいると、より良く締まります。
一方向に締めていくだけだと、ロープと荷物の摩擦で、縛りきれないことがあるからです。
締め付ける力は強力ですので、荷物がヤワだと、ひしゃげてしまいます。
丸太とか鉄骨なら問題ありませんが、むき出しの高級家具とかは、あまりおすすめじゃありませんね。
ロープを掛ける荷物は選びましょう。
縮め結びの結び方
輪っかを作って、ロープの途中をふたつに折って、通します。
輪っかに通したところは、ギュッと首を絞めるように巻いておきます。
ロープの端を荷台のフックに引っ掛けてから、大きい方の輪っかに通します。
輪に通したら、ロープの端をガンガンに引っ張ります。体重を思い切りかけてひっぱりましょう。
この時、荷物の上で、ロープをバンバン引っ張ったり放したりしてもらうと、より良く締まります。
最後の部分は、引き解けの形にします。
慣れないと、途中でバラけてしまったりしますが、何度か繰り返せばうまくできるようになります。